ポルノは男尊女卑のプロパガンダ

性暴力を許さない

ポルノと性風俗が無くなったか男性の性犯罪が増加する

これは、わたしの持論ですよ。
わたしの脳内で作ったおとぎ話のようなものかもしれません。

ぶっちゃけ、わたしは現在の【男尊女卑社会】のままに「ポルノ」や「性売買」を規制したなら男性の性加害は増えるだろうことに疑問はありません。
わたしは「ポルノ」や「性産業」が無くなりさえすれば良いなんてとても言えません。


わたしはTwitter(現X)で度々「ポルノ」を批判しています。
批判というより非難でしょう。
でも、わたしが批判している(非難している)のは【男尊女卑思想】です。
現代になっても続いている【男尊女卑社会】を批判(非難)しているのです。

ポルノが表現してているモノ

「ポルノ」が表現するのは「女性をモノとして扱っている様」です。
それをくり返し見ることで「そうしていいのだ」と誤学習していってはいませんか。
よく「あれはフィクションだ」と大きな口を利く男性がいますが。

ねえ、そこの男性!ちょっと聞きたいんだけど。
フェラチオって、ちょっと前まで一般的じゃなかったんだけど。そのプレイっていうかは、どこで学んだの?
まさか、フィクションの世界の中でやっていることを「現実」でもしようと思ったんだ、なんて言わないよね?


まあ、それは置いておきましょうか。
「ポルノがフィクションです」なんて言葉遊びはどうでもいいので。

社会の【男尊女卑思想】は「ポルノ」によって強化されていきます。

現代の女性が目指しているのは男性に悦ばれる容姿です。
さて、それはなぜでしょう?

海外の女性の大統領(国のトップ)ですら、クレンジングをしてちゃんと落とさないと人体に良くない影響を与えたりもする化学物質を顔に塗りたくる《化粧》をして、機敏な動作に向かない、何かあったときに全力ダッシュもできないような《ヒール》を履いて(とりわけ “デキる女” はピンヒールのイメージだったりしますね)、膝丈の動きにくい腰のラインがはっきりと出るタイトなスカートで(これも逃げなきゃならないときには不利ですね)、ここが胸でここがウエストです、と誰が見てもよーくわかる服装をしています。
理由は、それが「社会一般では立派な《女性》を意味するから」です。

ですが、その「社会一般で立派な《女性》の姿」の原型を作ったのは誰でしょう? そしてその姿が社会一般では望ましいとしたのは誰でしょう?

女性がその姿になろうとするのは確かに女性の意思です。
でもそれは、そうあることが「社会では望ましい」という「常識」があるからです。
女性がそのために努力をすること、その姿になろうと自分磨きをすることが本当に純粋な女性自身の【自由意思】なのか、わたしは疑問です。

社会を最初に構築したのは《男性》だった

その社会を作ったのは元々男性です。男性だけでその社会を運営していました。「女には無理だ!」と学問からも女性は遠ざけられてきました。

女性が社会進出したとき、男性に都合の良い姿にさせましたよね?
目の保養、的な。仕事もどうせできない。寿退社で終わるだけのお茶くみ。そして接待要員。ホステスやキャバクラ嬢として、扱っていましたよね。
セクハラも当然です。触ったからって減るもんじゃない。お触りし放題。

(イヤだけど……。我慢しなきゃ。それが社会で働くってことだから)

そんな風に女性は我慢していました。現代は「性暴力」であることがちゃんと社会に広まってくれて女性は少しほっとしているのですが。(全然なくならないけど)
でも、男性の中には【セクハラ】の何が悪いのか、何が【セクハラ/性暴力】とされているのかも理解できずにいる人もいますね。

そうして、

ついこの前まで気にも留めてなかったのに、どうして急にイヤだとか言い出したんだ?
嫌がってなんかいなかったじゃないか。むしろ一緒に笑って楽しくやっていたのに。一体なんなんだよ……。

なんて本気で思っている男性もいますよね。
「女は俺が触ってやるとよろこぶんだ」
「俺に触ってもらったことを感謝しろ」
なんて、勘違いを平気で口にする男性も、まだいますね。
しかも、自治体の長を務めていたりしますねえ。
困ったものです。

「アイドルになりたい!」は「何に」なりたいなのか?

そんな社会で女性でありながら一目置かれている?人の中に「アイドル」という存在がいたりします。

その「アイドル」も男性に望まれる姿を率先しています。
だからこそ、男性たちに好かれます。ええ、若い女性たちにも好かれていますね。
男性だけならともかく、なぜ女性も男性の望む姿であるそれを賛美するのでしょうか?

それは社会が「あの少女たちは素晴らしい」としているからです。
(女性と呼ばれる頃には「アイドル」でなくなることが多いですが、一体なぜでしょうね?)

芸能人、とりわけ華やかな「アイドル」たち。みんなにチヤホヤされています。
かわいい衣装を着て、歌って踊って楽しそう。
そんな姿を幼い頃から見ていたら、少女はそれを「社会的に “ステキ” なもの」だと認識します。
そうやって女性を【洗脳】していくのです。その【洗脳】は男性にとって都合の良い女性を作るためのものです。

「社会」から望まれる人になりたい。
「アイドルになりたい」
「あんな風な体型で、あんな風な衣装を着て……」
それは本当に女性の【自由意思】でしょうか?

世界のどこの国も【男尊女卑】ばかり

現代の先進国を見てみてもどこもかしこも【男尊女卑】があります。
男性にはピンとこないでしょう。女性もピンと来ないかもしれません。

でも、女性にだけに強いられていることがあまりに多いと思いませんか?
しかも「常識」として存在していること。

そのことについてについて、さらにこの記事に書いてあることを考えるに至る内容は下記の書籍にもあります。

「美とミソジニー」を読んだ感想
「美とミソジニー」著 / シーラ・ジェフリーズ 『射精責任/著 ガブリエル・ブレア』を読んだことによって、どうにも『女性』という立場が不利であることに気づいてしまった。 『射精責任』の感想は、あとでこちらにも載せます。とりあえず、待ってて。

社会人としての常識は女性が社会で生きていくために必要です。
化粧をはじめ、要は男性に高い評価を得る容姿を保つ努力すらも「常識」として存在します。

わたし自身、アイドルを素敵に思ったり、スタイルの良い女性に憧れた頃もありました。
形の良い胸や、くびれたウエスト、体躯は細く、手足ははスラーっとしていて、肌はきめ細かくて滑らかで……。
そしてカワイイと持て囃される仕草をたくさん教えてくれます。
もちろん、自己承認欲求がありますから、チヤホヤされることが女性も好きです。子どもなら尚更です。
そうして、子どもはそれが「良いもの」と学習していきます。
その少女はやがて女性になります。

でも、それを良いと思うようになったのは《社会》がそれを “良い” と、幼い頃から言い続けたからです。
そういう女性が “良い” のだと【洗脳】レベルに言い続けたからです。

たとえば。
かつて、女性たちは夫に尽くすことが【幸福】だと【洗脳】され疑いませんでした。女は子を産み育てることしかできないのだと。

でも、実際にはどうでしょう?
現代では、女性も男性と変らない知能を持っていること、男女で脳の作りに大した差がないこと、むしろ女性の方が知能にバラつきが少ないことを科学は解明しました。(何なら同い年の男児と女児で脳の発達は女児の方が速いらしいですよ。)

現在は「女は家にいるべし」の【洗脳】は少し薄まりましたが。

でも、どうしてか「女性は劣っている」と今でも言われています。
「女はダメだ」と。

社会が【男尊女卑】であることの弊害

「政治家」にも男性ばかり。
社会的に重要な地位は男性が独占しています。

それもそのはずです。

とりわけ日本社会では女性が社会で働きながら、子どもを出産して育てるための環境がまったくく整っていませんから。
男性が女性に家のことをすべて任せて、ケアをしてもらって全面的に献身的なサポートを受けた上で働くことを想定したシステムのままに社会制度がほとんど変わっていないのです。

その弊害が社会のいろんなところに出ていませんか?

社会的地位は、家のことは女にすべてやらせたい男性が独占しているし、未だに家庭のことは何もしないで全面的なサポートを要求する男性がたくさんいます。
そのせいで「晩婚化」に「少子化」に……。

さて、これは女性のわがままでしょうか?
三歩下がらなくなった女性が悪いのでしょうか?

社会のシステムや制度は現在もほぼ「家の事は女にすべてやらせれば良い」としていたときのまま。
それと、かつて「嫁(嫌な漢字ですね)」がしていた仕事、家事/育児/介護の三点セットに携わる人の賃金は低いですね。絶対に必要な仕事なのに。ときに「誰にでもできる」なんて言われて。
でも実際、できない男性が多いですね(女性も多いですね)。

家事/育児/介護の三点セット、三刀流(ワンピースのゾロかしら)は、本当に「うちの出来の悪い嫁」にでも出来る程度の「誰にでもできる簡単なお仕事」なんでしょうか?
その「嫁」は本当にできが悪かったのでしょうか。
「嫁」が担っていた仕事を、家に女性を縛っておくこともできなくなりましたので、外注するしかありません。ところが、外注すると、あらあらどうして? 高額です。
ですが、かつては “無料だったもの” にそんなに高いお金を払うのは……。
気が引けるのでしょうか?

しかしながら、現代はどうにも「父親」の賃金だけで家庭はやっていけない時代なので「母親」も働きたいです。
が、かつての「嫁」の仕事は賃金は安いのに、ものすごくハードで割に合わず、それでは生活するのも大変だとかで担い手が少ないのだとか。保育士は少ないし保育園も少ないし、産んだら会社に戻れない……。
これは困りました。
戻れなかったら女性のキャリアが絶たれます。
長いブランクが明けたら働くところがないとか。
戻れたとしても前のようには行きません。
お子さんが熱を出しました。なんて呼び出しで突然の早退。
子どもの体調で突然の欠勤。
女性は元通りに働けません。しかも、たいていの場合、母親がこの対応に追われます。(父親は影響をほとんど受けません。なぜでしょう。同じ親なのに)

しかも、かつてのように子どもを親の賃金だけで育てきれません。
大学の学費は奨学金。そうして大学を卒業しても奨学金の返済に追われて、生活が苦しい……。

結婚?出産?できるかよ!!金がねえよ!!

そんな中で女性には「最終手段」があります!
そうです! 体を売ればいいのです!

しかし……。そんな女性が巷に溢れ女体産業は飽和状態。
だから大して稼げもしないらしい。
でも、本業だけではやっていけない女性がいたり。
もちろん、それは男性も同じです。
そうして男性は言いました。

女はいいよなあ。人生イージーモードだろ。

ですが、よく考えてほしのです。実際、女性が性産業に従事することで一番の利益を得ているのは男性です。性欲解消のためのコンテンツにもなっていますし、市場規模が大きく、それを仕切っているのは男性です。その旨味を最も味わっているのは男性です。
「AV女優」や「性風俗従事者」は文字通り体を張っているのに、実際に賃金として還元されるのはほんの一部です。

かつて「家のことは女に任せておけばいい。女にはそれしか出来ないのだから」としていた【男尊女卑社会】のシステムをあまり変えずにいたことや、男性の意識が【男尊女卑思想】のままであることから、ついには女性は「結婚」や「出産」に肯定的なイメージを失いつつあり(失った人が既にいて)、敢えて「単身」や「非産」を選ぶ女性もいます。

そうして先細る日本社会。

昔はどんなな “モラハラDV暴力男” でも男性だからという理由で、黙っていても自分専用の「女体」を与えらてもらえて、“それ” を「家政婦」や「性欲処理」として自由に使って良かったのに、それも出来なくもなってしまいました。

男性の思うところの、通常モードの人生(実際はイージーモードですね。常にサポートが全面的な支援がある状態ですから)の立役者が、“努力しなければ” 手に入らなくなったのです。

しかも女性が自分より稼いでいたりします。
その女性は、もしかしたら「俺が使う用の女体だったかもしれないモノ」だったのしょうか?

画面に映っている女性は体を売る “だけ” のお手軽で簡単なお仕事で大金を手にしているんだなんて幻想が男性にはあるらしい(?)。
自慰に耽りつつも、ムカついたしするのでしょうか。

俺はこんなに大変なのに。
俺専用の女体すら手に入らないのかよ。

いいえ、一般女性だって、一般男性と生活に大差はないと思います。
が、そんな男性にしてみれば「いざとなれば体を売れる女」は裏山なのでしょう。

でも女性たちは、買う男性がいるから売ることができます。
男性は「女はいざとなれば体を売れて裏山」と言いつつ、それでも買うんですか?
何とも悲しい話ですね……。

そして、ネットでは女を叩いて憂さ晴らし。女嫌いの女体好き。
「ポルノ」や「性産業」を批判されると、その規制派の意見に対して、ああでもないこうでもないと反論し、守るのに必死です。
「俺の女体だ!」とでも言うように。
(ポルノや性売買が無くなると性犯罪が増えるからというデータが根拠ですね。そのデータは間違っていませんよ!)

一応、言っておきますが、単身の男性のみなさん、うっかりしたら「親の介護」で離職することにもなりますからね!
まあ、結婚したら「しなくていい」わけじゃあないですけど。
事実として、単身男性の介護離職で困ってるって言う経営者さんはもう既にいます。

「ポルノ」と「性売買」の規制で【性犯罪】が増えるぞお!

だけ言ってれば、“今は” いいのかも?しれないですけど……。
それとも、介護離職を余儀なくされた男性もそう言ってるのかしらん。

さて、話は戻りまして。
この社会構造を作ったのは誰でしょう?

海外の女性大統領の話、覚えていますか?
女性は、国のトップの大統領になってまで、男性の作った「常識」に縛られています。
その「常識」による女性の容姿や立ち振る舞いは、本当に女性の【自由意思】でしょうか?

こうして「女体産業」を守る為に必死にならなければならないのは、誰のせいでしょう?
女体を使わせてくれない女のせいですか?
生意気になった女のせいですか?
「男全員に女をあてがえ!」なんて言う男性もツイッタランドには生息していますが……。


そもそも【男尊女卑思想】とは何だったのでしょうか?

フェミニズムを嘲笑う男性たちは何がしたいの?

男女の能力の性差は「体格/腕力/体力」にはありますが「知能」には無く、女性は仕事が出来ないなんて男性の思い込みでしかないのだと科学的に証明されています。

それでも、現代でも「ホルモンバラン」等から「女はダメだ」と言って憚らない男性は多いですね。でも、性欲なんかに振り回されて「性風俗」や「ポルノ」を利用しないとやってられない、それが規制されたら性犯罪までしてしまうかもな男性が、どうして女性にそんなに大きな口を利けるのでしょう?
そんな【女性蔑視】は、ますます女体を男性から遠ざけるのに。

女性はそんな男性に失望しっぱなしです。
そうしてますます女体は遠ざかる。
そして、男性はますます「ポルノ」や「性風俗」に依存します。
「女体産業(性売買)」の市場を牛耳る男性は「しめしめ」と思います。
【女性蔑視】のせいで女体にありつけない男性たちは、「何か」を搾取されている気すらしませんか……?

はじまりはどこでしょう?

現代の透明化された【男尊女卑】に多くの男性が気づきません。
女性だって学ぶことも働くこともできると証明された現代では、女性のための支援ばかりがたくさんあることを理由に「女尊社会だ」とすら言われます。
(男性に言わせれば、女性より男性の自殺率が高いことが男性が虐げられる社会である証明らしいですが……。男性は女性より力も強いし暴力に訴え出ることが女性より元から多いですし、それを自分に向けるようになる自己嫌悪を女性と同じくらいしたら完遂する率は当然、男性の方が高くなると思いませんか?)


現在の【男尊女卑社会】のもとを作ったのは現代に生きる人ではないし、過去から受け継ぎ薄めて見えにくくもなって、その上に女体にアクセスしにくくもなったことで「女尊社会だ」と勘違いもしていたり、「女憎し」が強まりましたかね?
そうなった(女体にありつけない)のは色濃く残る【女性蔑視】のせいではないですかね?

男性が【男尊】のままにいるのに、女性は【女卑】しなくなり、そうして、ものすごく端折りますが、「女体にありつけない男性」が発生したのです。

そもそも、そんな男性が欲しているのは現代でも「家政婦」であり「性欲処理」のための「女体」です。道具です。でもそんなモノは現代にはありません。現代にいるのは「女性」です。
大変なミスマッチが発生しています。
そうして、男性の求めてやまない「性欲処理」や、俗にいう「男性を立てる」をしてくれるモノは、いまや「女体産業」にしかありません。

ポルノと性風俗は性犯罪を抑止しているかもしれないが

「ポルノ」と「性風俗」が【性犯罪】の抑制にほんの少しだけ役に立っていることをわたしは否定できません。(役に立っている表現はとても嫌です。生贄として誰かを差し出したことを意味しますから)

そもそも「性加害は重大な人権侵害」です。
つまり、男性から女性への「性加害」は【女性蔑視】です。

その代替行為としての「ポルノ」や「性風俗」が【男尊女卑】と本当に無関係なのでしょうか?
「性風俗」や「ポルノ」で「女体」だけを欲することが【女性蔑視】と本当の本当に関係が無いでしょうか?

【人権侵害】を少しなりとも防ぐ【代替行為】になる「ポルノ」と「性風」が【女性蔑視】ではないとは、どんな論理でしょうか?

女性たちも「ポルノ」を視聴していることは、ここでは大した問題ではありません。

「ポルノ」や「性風俗」が無くなれば、男性から女性への【性犯罪】は増えます。
女性への【人権侵害】が増えます。
つまりは「ポルノ」と「性風俗』」は、男性の【男尊女卑】への飢えを満たしてくれるものなのではないですか。


わたしは「ポルノ」によってどんどん強化されていく【男尊女卑思想】への警鐘を鳴らしたいです。
「ポルノ」は社会全体での【男尊女卑思想】のグルーミング(洗脳)ではないですか?
【男尊女卑思想】のための一種のプロパガンダではないですか?

これは単なるわたしの持論です。
わたしには本当に学はないですし、底辺の県立の通信制高校を7年もかけて卒業したような状態で(入退院をくり返しながらでした)、Twitter(現X)では拡散する度にたくさんの人に揶揄されるスティグマの『精神障害者』でもあります。
根拠も無いです。データもなく脳内で作った物語のようなものです。
ただ、わたしはこう考えてるってだけのことです。

ですが。
「性犯罪は重大な人権侵害」ですよね。
「ポルノ」と「性風俗」があることで【性犯罪】が減ったと完璧に示せるデータは、事実、存在しません。
ですが、「ポルノ」と「性売買」の規制によって【性犯罪】が増えるというデータは存在しますし、わたしもこれを支持します。
そして「性犯罪という重大な人権侵害」を “増やさない” ことに「ポルノと性売買が効果を示す」なら、「ポルノ」と「性売買」は【人権侵害・性犯罪の代替行為】だと言えますよね。
「性売買」は【性犯罪】を金銭を払って行っているだけのことで、どうしたって「性売買」は【女性蔑視】である、と。

【ペイレイプ】って、事実でしかないじゃない。
「自分たちはお金を払って性犯罪をしています」って男性は白状してるじゃない。

こう言ったら「女が自分でそうされることを選んでる」「金に目が眩んだ女が馬鹿なんだ」って免責したがるのは、知ってますよ、男さん。
でも【男尊女卑思想】の無い社会に「女体産業」は成り立ちません。

女性たちは性を搾取しやすくするために、幼少期からグルーミング(洗脳)をされていますから、自由意思や金に目が眩んでなんて、言えないんですよ、男さん。あなた方には、その洗脳は施されていません。あなた方は何も「見えていない」んですよ。

蔑視もなく人権侵害をしていたとしたら、どう理解したらいいでしょうか。
まあ、自覚は無くて当然かもしれません。
この社会は男尊女卑でしかないから、当たり前に男尊女卑がある中で、改めてこれは男尊女卑であると、男尊の男性も女卑の女性も気づかないのは、ある意味当然です。

性風俗を利用することに「女性蔑視などない」と言い張る男性もいると思います。
でもなぜ、あなたの認識は「女体」を “買って良い” ことになってるのですか?
買ったのはサービスだから?マナーを守れば問題ないから?んなわけがない。
それらを買うことができる社会がオカシイのだから。

市場は買う人がいるからある。
品が無ければ買いたい人はときに人から奪います。

「女が売らなければいい」
これが如何に空々しいか。
売ってなければ奪いにくる。
だから「ポルノ」や「性風俗」が規制されたら【性犯罪】は増えるのでしょう?

日本の【社会問題】は【男尊女卑思想】ゆえ

わたしは、日本の社会問題の多くは、過去から続く【男尊女卑思想】とその社会のシステムが機能しなくなっているのに “ツギハギ” でどうにかしようとしているせいで “歪み” が出ているのだと考えます。

たとえば、実がなる植物があったとします。でも、実がついても、その実が腐ってしまうようになりました。
ですが、腐った実を取りはずして “それっぽい” を新しく付け替えても何の意味もありません。その繰り返しをしていたって、その植物が健康になるわけでもない。
実がついてもまた腐ってしまうし、その内に、実、そのものがならなくなるかもしれません。
でも、土壌を変えればその植物は、再び実をつけるようになるのではないでしょうか。
新しい肥料を入れることもなく、土そのものの世話を怠ると、こういうことが起きるものです。
植物が育ち土に栄養がなくなってしまい、偏りが生じたり、成分配合が良くない状態になってしまったり。そこで変わらずに水だけ与え続けても、その植物も、なるはずの実も良いものになりません。悪くなる一方です。
それに、植物の生長具合で必要な肥料や水の量も違います。

その土壌の状態を悪くしたのは、女性の社会進出やフェミニズムでしょうか。
それとも【男尊女卑思想】でしょうか。

この例えは腐った実の正体が「フェミニズム」なんて取り方もできるかしら。
でも【男尊女卑思想】に戻せば良いにはならないよね?
もうその植物は、その土壌で十分という段階にはいないのだから。

ポルノは男尊女卑思想のプロパガンダ

「ポルノ」は「女体」を売っています。
視聴者は映像や演技を見ているのではなく、人間を “ただのモノ” として購入してるだけ。
「性風俗」も「女体」の購入でしかない。【人身売買】どころか、“ただのモノ” として買っているだけです。
そんなものに慣れ切ってしまっているのは、過去から続く【男尊女卑思想】が今も色濃く残っている証明ではないでしょうか。

そうですね。「性売買」が規制されたら【性犯罪】は増加することでしょう。
男性の意識が現在のままであるなら、それは間違いない
でしょう。必ずそうなると断言すらできるでしょう。
でも、その理由は「性売買」が規制されたからではなく「女体」を購入すること、【女性蔑視】が当たり前の男性たちの思考のせいでしかないのです。
【性加害】なんて【女性蔑視】がなければできませんから。

「ポルノ」や「性風俗」があることで現在は【性犯罪】をしていない男性も、もしかしたら現在の思考のままでは、性売買が規制されたら【性犯罪者】となってしまうのかもしれません。
北欧のように規制することになったらそうなる男性は絶対にいます。
【性犯罪】が増えるということは【性犯罪者】も増えるということになるでしょうから。

そして「性売買」の合法化がまったく良い結果をもたらしもしないことは、もう分ってもらえるといいなあって思ってるのですが、如何でしょう?

男性のみなさん、もう男尊女卑を捨てましょう

【性加害は重大な人権侵害】です。
「ポルノ」や「性風俗」がなくなることで【性犯罪】が増えるという事実が表すのは、男性は【女性蔑視】を持っているということ。違いますか?
それを「ポルノ」と「性風俗」が抑制してくれているなら、それらが【女性蔑視】という【差別心】を満たしてくれるからではないですか?

【家父長制】は【男尊女卑】である。異論のある人はいないでしょう。
その【家父長制】の名の元に、女性を【支配】できず「女体にありつけない」そんな男性たちの “行く当てをなくした” 女性を支配したい欲求、家父長でいたい気持ち、【女性蔑視】の受け皿が、「ポルノ」や「性風俗」なのではないかとわたしは考えています。
とりわけ現代ではそれが色濃く表れ「女体産業」のマーケットは巨大になっているのではないでしょうか。

女体にありつけない男性たちのフラストレーションと【男尊女卑思想】に支えられて成長する「ポルノ」や「性風俗」の「女体産業/性売買」は、この社会のためにならないと、わたしは考えています。

「ポルノは男尊女卑思想のプロパガンダ」です。

もう一度よく考えてみてくださいな。

「ポルノは男尊女卑思想を強化する」のです。

ポルノは男性の家父長への未練なんじゃない?
ねえ、いつまで叶わない夢を見続けるの?

「性売買」が規制されたら【性犯罪】が増える。
データに事実として表れていますね。
実際に「ポルノ」や「性風俗」が表れたことによって【性犯罪】が抑制されたのかは、時代の移り変わりもありますし、社会の変化もありますから、一概には言えないとわたしは考えます。

でも確実に言えることとして、男性が【男尊女卑思想】のままに、「性売買」が規制されることで【性犯罪】は増えるということ。
さらに「ポルノ」や「性風俗」があっても、男性から女性への【性加害】はあまりに多すぎるということ。

被害者は「One is too many(一人でも多すぎる)」

この言葉を知っていますか?
性犯罪について話していると、男性がよく言う「冤罪被害者は1人もいてはいけない」と同じ言葉です。
「10人の真犯人を逃すとも、1人の無辜を罰するなかれ」そう言う男性たちは、どうして「犯罪被害者は1人もいてはいけない」とは言わないのでしょう?

性犯罪だけが、加害者の動機が他の犯罪と違います。
殺人でならたまに「殺してみたかった」という犯人がいれば、もれなく異常であると社会に言われます。
でも性犯罪は「犯したかったから」を「そっかあ」で済ましています。なぜでしょう?
他の犯罪はどうでしょう?

殴りたかったから。
脅したかったから。
盗みたかったから。
これらの加害行為には、そうするに至る動機があります。
両者の間にトラブルがあったとか、お金を奪うにしても、窃盗にしても、盗む理由があります。
上記の行為だけがをしたいからした。なんて言ったら、ものすごくヤバいヤツだと言われること間違いないです。
きっと、病気だよ。と言われます。

それこそ、性犯罪はその場限りで加害者の目標が達成されて、被害者はその後、様々に棄損されたままの状態から完全には戻らない。でも、加害者は加害することだけが目的で、言わば利益です。

一番似ている対人への犯罪は【殺人】での「殺したかったから」ではないですかねえ。
そして、もっと似てるのが故意による【器物破損】です。
「壊したかったから」壊したのだから。
性犯罪をする心理は【器物破損】と同じで「モノを壊したい」なんじゃないですかね。

性被害に遭った女性は、一体どうして一生を苦しまなければならないような状況させられたのでしょうね。何も悪い事をしていないのに。
それって、【冤罪】で苦しむ人と似てませんか?
【冤罪被害者】の男性のことを、男性たちは自分のことではなくても必死に訴えるのに、《性被害者の女性がその何……いや、桁がわからないけれど、ものすごい倍もいることに関して、男性のみなさんは、あまりに無頓着じゃないでしょうか。

「ポルノ」に影響を受けた性加害者がいるかどうかは、この際、置いておきましょう。
「ポルノ」というフィクションに影響を受けていない大人が日本にいないことも、置いておきましょう。
【性産業】に「性被害者」がいることも、性被害者の心理の「トラウマの再演」も、置いておきたくなんかないですけど、置いておくことにします。


とにかく、わたしがこの記事で主張したいことは
「性売買」が規制されることで【性犯罪】が増えるのは、男性の「性欲」の問題でも何でもなく【女性蔑視】である、ということ。
そして「ポルノ」や「性風俗」があっても【性犯罪】はどうせなくならないのだし、【女性蔑視】の心を慰めるための「女体産業」の合法化なんて以ての外!

諸悪の根源は男性の【男尊女卑思想】なのだから。

それをいつでも手軽に楽しむことができる「ポルノ」や「性風俗」があることで「何かが解決したようなことを言うのはやめてください」ですよ。

男性は【男尊女卑思想】であることを認めて、
その【蔑視】している《己》と向き合え!
その解決から逃げるな!

嫁はものすごく優秀で有能です=?
わたしは、かつての嫁の仕事に関しても「誰でもできる。出来の悪いうちの嫁にすらできる」ではなく「その《女性》がとても優秀で有能で辛抱強く忍耐強いからこなせていた」のを、それらがものすごく大変で難しいからこそ、それらを実際にやりもしないで「無能な女にもできるから」と「誰にでもできる」としたかっただけであるとも主張したいです。
これらを、女性たちはみんな知ってます。認めないのは男性だけかと存じます。
嫁の仕事はお金にならないからとして、かつての男性たちが「大して重要な仕事ではない」としてきただけのことで、本当は高いお給金を払う価値のある労働だったと思いますよ。無料でやらせていたことが間違いだったのですよ。

【男尊女卑】である限り「女体産業(性売買)」はなくなりません。
どうしたってそこにいるしかない女性が【男尊女卑思想】の社会ではうまれてしまいます。
そうなれば「男性はうっはうは」です。
日本が貧しくなるほど、きっとその産業は儲かります。
お金がない女性に「さあ女体で稼ごう」と間口を大きく広げています。
男性は貧しくなっても【女性蔑視】を満たすためにはお金を払います。

被買春女性たちに必要なのは支援です。
買春男性たちやその他一般のポルノをどうしても必要だという男性たちに必要なのは治療です。そんな男性たちには『認知の歪み』があるんです。
社会に必要なのは【男尊女卑】からの脱却です。

同時に、かつて「嫁にやらせておけばいい」としていたことの価値を見直しませんんか。「出来の悪い嫁にでもできる」ことじゃないんですから。
さすがにその価値を、理解しましょうよ。
それをしてくれる、嫁というモノはもうありません。
その労働のちゃんとした価値を認めることをすれば、社会問題のいくつかが解決するような気がします。

そして、資格の要らない仕事でも価値あるその仕事の賃金が見直されれば、性売買をやめる女性はかなりいると思いますよ。

男性のみなさん男尊女卑をやめないと後悔しますよ

人類や、日本社会が存続するために必要なのは、ホルモンバランスの乱れでメンタルに不調が現れるからと女性に重要なポストを任せないでいる “だけ” のことでしょうか?
そうして、女性を「社会」や「重要な決定事項」から遠ざける努力でしょうか?

男性の方が「優秀である」と女性を平伏させることでしょうか?

男女の脳の性差はほぼない上に、女性の方が感情が豊かでコミュニケーションスキル等は高い傾向にあります。しかし男性は自他ともに感情に少し鈍感です。そのうえ、女性より「怒りの感情」だけが優位にあるという研究結果を読んだことがあります。
ヒステリー(この言葉は女性への蔑視でもありませね)を起こしやすいのは、実は男性の方だった、のではないでしょうか?

わたしは思うのですが、女性より「怒りの感情」が優位にある男性が、世界のほとんどの国で重要なポストにいることで【戦争】が無くならないのではないでしょうか。

女性は和を重んじます。もとより戦うことに適していません。
そんな女性が世界の重要なポストを占めたとしても戦争について、世界は同じ状態のままにあるのか?

わたしはそうは思いません。

何度でも言いますポルノは男尊女卑思想のプロパガンダです

わたしは本気でそう考えます。

そして「性売買」が無くならず、【性犯罪】がこんなにもメジャーな【犯罪】であり続ける限り、【戦争】も無くならないでしょう。

わたしは本気でそう考えています。

逆に言うなら、「ポルノ」や「性犯罪」がなくなれば(男尊女卑思想がなくなった社会なら)【戦争】も無くなるのではないでしょうか。

何度でも繰り返しますが、そう、わたしは本気でそう考えています。

ええ、もちろん。根拠なんてありません。
わたしの脳内で組み立てたおとぎ話のようなものですよ。

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