トランスという概念に反対です(4)~女子スポーツに参加したがるトランス女性~

ものごとの見方

MtFが女子スポーツに参加する中、FtMはどうしてる?

前回のおさらい。

トランスという概念に反対です(3)~女性スペースの問題~
性被害者の心理は「トランスフォビア」とされて ー 前回のおさらい。 それでは第3弾です。 そもそも、わたしは多様性は素晴らしいと思っていた。多様性はジェンダー解体であり、ジェンダーバイアスが無くなることを意味すると思っていたから。でも、ふた...

それでは第4弾です。


オリンピックですね!
そんなわけでということではないのですが、今度はトランスとスポーツについて考えたことです。

まずは、下記の二つの記事を読んでみてくださいな。

事実上の「締め出し」に...トランスジェンダーに厳しいパリ五輪
<国際オリンピック委員会が今年1月に示した指針には「12歳になる前に性転換を完了した選手に限る」という基準が。種目ごとの制約も厳しく、多くのトランス女性は出場資格を持たない> 出生時の性別と自認する性...
トランスジェンダー女性は必ずしも有利ではない 相次ぐ競技締め出しに研究者が警鐘:朝日新聞GLOBE+
総合的な筋力の指標である握力は優れているが、跳躍力や肺活量、相対的な循環器系の健康度は低い――トランスジェンダーの女性アスリートは、生物学的に女性に生まれついたアスリートに比べてこのような特徴があることが分かった。女子スポーツ出場を禁...

社会的なレッテルによる差別の問題も含め、完全にインクルーシブな五輪の実現はまだ遠いようだ?
トランスジェンダー女性は必ずしも有利ではない?

はあ?となりました。

このことについてのわたしの見解です。

トランス女性と更衣室の共用を強いられた少女たち

またしても記事の引用です。

https://washingtontimes.jp/2023/07/16/7945/

これも本当に怖い話です。
しかも、抗議の声を上げた少女たちに対する大人たちの対応は、「トランス女性」が安心していられることだけを大切にして、少女のプライバシーについては軽視しているのだ。

日本の裁判官と似たようなことを言っている。
「服を着ていない人や性器を露出している人を見たわけではない」から大した問題ではないということを、だ。

さらにこの記事には「姉のケイトリン・ウィーラーさんは、2022年の全米大学体育協会(NCAA)ディビジョンI水泳選手権にケンタッキー大学の選手として出場した。この選手権で、ペンシルベニア大学のリア・トーマスさんがNCAAディビジョンI女子で初の生物学的男性選手として優勝した。」とも書かれている。

スカンランさんはまた、ライリー・ゲインズさんの声明を読み上げ、なぜ女性たちは「男性の前で服を脱ぎたくないということに罪悪感を感じさせられ、男性の裸を見せられなければならないのか」と問いかけた。

その上で「なぜ私たちは、単にスポーツでの公正さと機会均等を望むだけで、トランスフォビア呼ばわりされるのか。なぜもっと多くの女性、特にこのような問題に直接影響を受ける女性アスリートが声を上げないのかといつも言われるが、これがその理由だ。ヘイトのレッテルを貼られたくないからだ」と訴えた。

議論し、主張することが自然である海外の少女は、しっかりとした意志と、思考と、語る言葉を持っている。

自認する性で競技に参加すること

トランス女性は必ずしも有利ではない。
先に引用した記事にあった内容である。そしてそれらは科学的に検証されるべきだという説である。

これが如何に馬鹿馬鹿しいことであるのか、トランス男性が自認する性でスポーツ競技に参加し優勝をすることが不可能であることを考えれば理解できるだろう。

なぜ、その事実を学者たちは無視しているんだ?

わたしはスポーツ参加に関するトランスジェンダーの不平等に、どこまでも身体の性別は無視できない事実として在り続けることを考える。

女性の身体の人が男性を名乗ったところで、社会に男性として扱われることは不可能であるということは、心の性別は社会的に無いとされている証明だ。
生理、妊娠、出産。体格、体力、腕力。
この明らかな差は、心の性別なるもので超えられやしない。

一方。
男性の身体の人は女性を名乗り、社会に女性として扱わせることが可能である。
非力を装えば良いだけのことだ。大は小を兼ねる、と似たようなものだ。
この不平等さが、心の性別の欺瞞。

しかも、男性が女性として扱われることを望むとき、「乙女塾」のような存在がある。
多くの女性からしたらクソくらえでしかない価値観に悦びを覚える性自認が女性だという男性に、女性は辟易している。
なのに、どうしてか、トランス女性からは「女性の身体」であることを「恵まれてる」と言われる。
生理があることも、生理痛もPMSも、中絶することすら「女性の特権」とされる。
(同じ女性として扱える相手なら、絶対に避けるのに、キレイでしょ?と言うトランス女性をどうしたらいいのか正直、本当に困る)

性別は身体とは無関係に存在するなら、なぜ、女らしさ、男らしさ、なんてもの古来より存在するのか。
性別が身体とは無関係に存在するなら、なぜ、戸籍に性別という項目があるのか。
性別が身体とは無関係なら、なぜ、わたしは身体の性別を元にした性被害に遭うことになったのか。

どれもこれも、性別が身体に由来するからではないか。社会的、文化的性別すら、身体の性別があってはじめて存在するものであるのに、身体の性別をどうして否定できるのか。
アカデミアは馬鹿なのか?
政治と思想の圧力に屈した学問など価値が無い。

トランス女性は、スポーツ競技に女性として参加したなら勝利をおさめることも可能だろう。
しかし、トランス男性は、スポーツ競技で男性として参加しても勝利をおさめことは不可能だと言い切れる。
この不平等さは、身体の性別を無視できない事実を物語っているではないか。
心の性別なるものが欺瞞である証明ではないのか。

ここで声を大にして言いたい!!!!

わたしは、身体と一致した心の性別なんて自認していません!!!!
ただ、事実として身体が女性であるから女性をしているだけです!!!!
ジェンダーに納得している女性は少数です!!!!
「シス女性」とナチュラルに決めつけてくるのは一体なんですか?
ミスジェンダリングです!!!!

ちなみに、わたしがそう自覚するに至ったのは、正しい知識を得たからにほかなりません。

UN Free & Equal

シスジェンダー/シス

出生時に割り当てられた性別と性自認が一致する人(つまり、トランスジェンダーではない人)を表す用語。シスジェンダーの人は、あらゆる性的指向、性表現、または性別特性を持つことができます。名詞の横で使用されます(例:シスジェンダーの男性、シスジェンダーの女性) 。

ジェンダーアイデンティティ

一般的には、自分の性別について深く感じ、経験する感覚として定義されます。出生時に割り当てられた性別と一致する場合も、一致しない場合もあります。。性自認の概念は、世界中で異なります。

ジェンダー不適合

社会的に受け入れられ期待されている性別の規範や固定観念に従わないとみなされる人々を表す用語。この用語は通常、服装、話し方、癖などの性別表現を指します。この用語は、性的指向、性自認、または性別特性に関係なく、あらゆる個人に適用できます。名詞の横で使用されます(例: 性別に従わない人々)。

わたしに「性自認がある」と決めつけないで欲しい。
わたしがシスであると決めつけるのは間違いだ。
わたしはジェンダー不適合だ。
どうして性自認をほとんどの人が持っていると言い切るのだろう?
多くの女性が、女性という社会からの扱いに違和を持ち、身体の性別があるという事実だけと向き合って生きて来たのに。

(続く)

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